劇場版Rでは、本編とともに「メイクアップ!セーラー戦士」というおまけ映画が上映された。うさぎとちびうさがパーラーでお茶していると店に居合わせた女の子達がセーラー戦士の話をしているのを聞き耳を立てつつ一喜一憂する、というもの。で、それに合わせて各戦士の初登場シーンや活躍ぶりを振り返るといういわば総集編である。主に初登場や初期の活躍シーンが紹介されているので、無印時代の場面が多い。そして、各戦士の無印の頃の変身シーンがすべて収録されているのである。無印は映画化されておらず、映画サイズで1期変身シーンを見ることのできる最初で最後の機会なのだ。ムーンはトリを飾るので、まずはマーキュリーだが…。 これ以降の変身シーン紹介もそうだが、よくアニメ版の1期変身シーンを確認していただきたい。総集編であるから当然アニメの画像を引っ張ってきているだけである。アニメと映画では画面のサイズが異なっている。映画本編ではちゃんとサイズが調整されていた変身バンクが使用されていたが、こちらではアニメの縮尺のまま映画に流しており、結果として、サイズが合っておらず下が派手に入っていないのである。まあ、総集編でそんな調整ができるわけないということか。上はアニメ版の上限とピッタリ合わせてあるようで、下がその分はみ出てしまいばっさりという感じである。せっかくの変身シーンが…。で、あと期待されるのは左右がアニメより広いため、アニメでは見えない部分が…というのもあるが、マーキュリーの場合は画面のセンターに全身がおさまるサイズで大半のアクションしており、アップが少ないのでそういう映画効果もありませんでした。
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