再び両腕を高く掲げ、体を回転させていく。今までの変身と違い、強敵と戦うためにより大きなエナジーを生み出すかのごとく、早く、力強く回転する。そして、ブローチの銀水晶がエナジーの満たし、持ちきれないエナジーをあふれさせるかのように、光を放射させ、さらにハート型の光を多数発射、うさぎの姿を一瞬隠す。 実は掲げた両手は外側へ曲げた形になっていて、まるでうさぎの耳のようにしているのがささやかなチャームポイントなのかもしれない。この場面。しかし、これまでの2期でははじめはゆったりと回り、だんだん早くなっていたのとは違い、はじめから目で追いづらいくらいの高速回転を行う。…ただ、目で追いづらいというのはある意味作り手的にはおいしい面もあるのか、うさぎの回転は7周くらい2枚目から8枚目をずっとループさせていたりする。ただし、うさぎの裸のシルエットの模様は周回ごとに変わっているので、コマの撮影作業的には差はないんだろうが…。 変身シーンには「ベルトの風車に風力を与え…」なんていう名説明があったりするが、回るという動作は動力を生み出すというイメージがある。内部戦士の変身シーンでは紋章がグルグル回ってプロセスが始まっていくあたりも、そういうイメージが浮かんできたりするのだが、今回のコズミックパワーでは、高速回転の力強さと、それを十分に受けて派手に光を飛ばす演出が余計に「セーラー戦士のエナジーを作り出してる」感を受けた。
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