ブラックレディとセーラー戦士が初対決。ルナPがブラックレディになびいたことで(ルナPの月の紋章がブラックムーンのものに変化するとかなかなか芸が細かかったりする)ちびうさが変身させられたことを知り動揺する戦士たちを尻目にブラックレディはルナPを傘に変化させて光線を放ち、セーラー戦士たちを襲う。 そこの1コマだけであるが、倒れこみながら吹っ飛ぶムーンのスカートのわずかな隙間からレオタードがチラリ。股下何センチ?というくらいの超ミニだけに、少しかがむだけでお尻が見えそうなのだが、めったに見せないのがセラムンである。
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85話その3
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85話その4
ブラックレディの攻撃は止まらない。倒れこんだセーラームーンにさらに光線を打ち込み、再び吹っ飛ばされるムーン。しりもちをつきながら跳ね飛ばされ、スカートの中のレオタードがチラリ。 アクション系の戦闘シーンだとレオチラか?というシーンがよくでてくるが、ここだって監督さんによってはうまく見せないようにしてしまうこともある。まあそれでも今回はかなり自然にレオチラを挟んでくる感じである。このブラックレディの攻撃がまさに猛攻、といった感じなので、セーラームーンにはあまりないスピード感がある肉弾戦といった感じがある(まあムーンはちびうさ相手に反撃できず防戦一方だが)。それだけに激しい動きであるという表現のための演出でのレオチラというのもあるかもしれない…という浅はかな深読みをしてみた。
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85話その5
まだ攻撃は止まらない。こんどはルナPを変化させた傘で刺そうとブラックレディが飛び掛ってくるところをジャンプでかわす…ところでまたスカートが浮き上がりレオタードがはっきりと。 これだけ間髪いれず攻撃されたらスカートの中なんて気にしてられないのだ(笑)。
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85話その6
なんとか攻撃をかわし続けるムーンだが、どこかで体がずっこけるのがセーラームーンの悲しい定め(笑)。体が付いていかずついにつんのめってズザザ…。倒れた拍子にまたスカートがめくれた。 これでようやく一息、…ではなく、ブラックレディに追い込まれ、まさに大ピンチ…というところになる。ま、ここで形勢が一気に変わるのがセーラームーン…というかヒーロー物のお約束であるが。
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ブラックレディ浄化?1
ムーン絶体絶命のピンチを救うタキシード仮面…といういつもの逆転劇でひるむブラックレディに、セーラームーンは銀水晶を発動。ブラックレディの中のちびうさに残る本当の思い出を蘇らせようとする。銀水晶の浄化の光に包まれ、ブラックレディの艶やかな衣装は消え失せ、成長した大人の体をあらわに、憎しみの目が少しゆるんでいく。
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ブラックレディ浄化?2
銀水晶の力でちびうさの頃の記憶を蘇らせたブラックレディ。胎児のように体をかがめ、元に戻るプロセスを登るように姿をブラックレディとちびうさとの間を行き来しはじめ、徐々にちびうさの姿でいる瞬間が長くなっていく。 ブラックレディに変身した時は急成長の過程を生々しく見せたが、こちらは大⇔小の点滅的な表現のため比較的あっさりしたもの。でも、徐々にちびうさでいる時間が長くなっていくという細かい変化がついてるのは、それだけ「ちびうさに戻っていく」ということを明らかにしているわけである。 まあ、徐々に体が大きく(小さく)なるというのは何か超越しているおぞましさを秘めているようにも思えるし、こういう浄化シーンにはそぐわない気がしてきた。
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ブラックレディ浄化?3
ちびうさを取り戻すことに成功するかと思いきや、ワイズマンが現れ、ちびうさに話しかける。再びちびうさはブラックレディの体に戻ってしまい、銀水晶のパワーも消えてしまう。ワイズマンのささやき、セーラームーンの説得を同時に受けたちびうさは混乱する。 ちびうさがピンク色の空間で体を大小させていたとき、実はもうムーンは銀水晶を使っていない。そこにワイズマンが現れたことで、一気にすべてが消し飛んでしまった。銀水晶を使い続けていたら…というたらればはここでは語られていないけれど。 ワイズマンの語りにフッと我に?帰ったちびうさ。現実に戻った時は途中までちびうさの顔がわずかながら残り、そして顔を上げるとブラックレディに戻っていた。…おー、なんかこういう細かい描写はセラムンらしいこだわりである。 さて、現実世界に戻ったブラックレディだが、この段階では体だけブラックレディで心は浄化と洗脳の間のピュアな状態である、だから体もピュアな姿で…かどうかはわからないが、現実世界の景色の中で裸のブラックレディが立ちつくすシチュエーションは…よくよく考えるとすごくないか(笑)
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ブラックレディ浄化?4
混乱するブラックレディにワイズマンは洗脳の語りを続ける。ブラックレディの周りに再び怪しげなダークパワーが漂い、苦しむブラックレディ。ついにブラックレディは再びブラック・ムーンの一員に洗脳されてしまった。 まあワイズマンが畳み掛けていってブラックレディに戻されたのだが、それにしてももうちょっと妨害しろよセーラーチーム…ってのは無粋なツッコミである。
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89話
結局、86話から88話には当ブログ的なシーンはありませんでしたので(87話が変身シーンのラストです。5人一斉変身ですが、マーキュリーのシーンも新パターンという感じではなく、新規で記事を設定するほどのものはありません)、なんと3年もかけてダラダラと続いてきたR編はとうとうゴールを迎えることとなりました。数か月放置という状況もあったなかで、まあなんとかたどりつくことができました。 ということで、Rのストーリーとしては88話で終了、89話は第3シリーズ「セーラームーンS」へのジャンクションということで、2シリーズ通算の総集編となった。ビデオソフト等ではもちろんRの最終話という扱いなのだが、映像上では単に「美少女戦士 セーラームーン」のタイトルで放送されている。また、オープニングではこれまでの4つのOP映像を4画面マルチにして比較しながらテーマを流すという試みも行われたりしている。 さて、総集編なので映像はすべて過去の回とこれからのSの一部をつなぎ合わせているが、声は新録されており、セーラー戦士がこれまでを振り返ったり、主役の奪い合い寸劇をしたりという展開である。で、いきなり冒頭でムーンクリスタルパワーの変身シーンがフルで登場、さらに声は主役の奪い合い寸劇の最中の時は5人のRでの変身シーンが順番にフルで流れた。まあ、ムーンだけ同じ変身シーンが2回流れているのだが(笑)。ちなみに、ムーンクリスタルパワーは51話で1回だけしか使われなかった初回版であった。内部4戦士がいつのものかは後で、無印のラストでやった変身シーンのまとめリストを作る時に調べてみようかと。 あと、当ブログ的シーンで登場したのは、60話のちびうさが空から降ってきたときのパンチラと、70話のコーアンとの戦闘中に見せたマーズのレオチラである。どんなだったかは当該記事をご参照のほど。 ふう。ということでストーリーに沿っての紹介、Rは終了。あとは変身シーンのリストを作れば、いよいよSへ、ということになる…予定である。
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R変身シーンデータ集
無印同様、Rの最後の記事はこれである。全回をざっと再チェックの上、変身シーンのあった回をまとめてみた。47)月(プリズムパワー)48)月(内部4戦士の復活シーンはペン→決めポーズのみ)49)月50)月(この回までプリズムパワー)51)月(プリズムパワーは手のひらだけ、変身解除、クリスタルパワー初回)52)月(変装ペン、クリスタルパワー修正初回)53)月、水54)月(水木金)(月はフル、ほかはペン→決めポーズ)、火55)月、木56)月57)月58)火水金木(ペンの紋章回転以降(一部微カット)59)月60)月61)月62)水(スターパワー初回)63)月、火(スターパワー初回)64)月65)木、金(ともにスターパワー初回)、月66)月67)月水火木金(月はブーツ装着直前まで、内部はスーツ装着を金のみ前半カットし完成直前まで。決めポーズは全員前半飛ばし)68)月69)月70)火71)水※亜美の変身を見つめるベルチェが差し込まれる、月火木金(月はリボン射出〜レオタード完成直前、内部は紋章回転をカットし、スーツ装着は火木若干、金前半カット、完成直前まで。決めポーズは全員前半飛ばし)72)火金木水月(火のみ指への流れ星とプロセス開始〜スーツ装着直前、内部4人の決めポーズ後半。月は銀水晶が光る部分、レオタード装着手前〜ブーツ装着手前、ティアラ装着〜さいご)※変身を見つめるちびうさが差し込まれる74)月75)月火水木金(月序盤は銀水晶が光る部分、内部序盤は指への流れ星、内部変身プロセスは火序盤のみ、水スーツ装着完了手前一部カット、木は前半途中〜スーツ装着完了手前一部カット、金は後半カット。月はリボン射出〜レオタード状完成し羽根が飛び散るまで。決めポーズは全員後半のみ)76)月火水木金(月は銀水晶が光る部分、リボン射出〜ブーツ完成直前まで。火はスーツ装着完了直前まで。水木金はスティックを持つ直前〜スーツ装着完了直前。決めポーズは全員後半のみ。77)月78)金79)月金80)水、月81)月、水、木85)ちび(ブラックレディ)87)月水火木金(内部戦士の紋章回転、月のレオタード装着後〜ティアラ装着前、金のプロセス前半、内部戦士の決めポーズ前半がカット)89)月(51話)、水(62話)、火(63話)、木(65話)、金(65話)、月(51話) 誰のシーンかはブログカテゴリの略と同じ(例:水=マーキュリー)。複数人が変身していて、同時になっていない場合は「、」で区切り、入れ替わり立ち変わりしながら同時変身の場合は区切りなしである。変身した順(同時変身の場合は最初の「〜パワー」を言った順。どっかの回は途中で順番が入れ替わったりもしているが) 無印の頃は、漠然と後半は同時変身ばかりだったようなイメージだったのだが、5人まとめてというのは全部で5回だけだった。フルシーン流れたのは(総集編のぞく)、ムーンの24回は別格としてマーキュリー5回、マーズ3回、ジュピター3回、ヴィーナス3回である。…やっぱり内部だとマーキュリーだけ多いな(笑)。 魔界樹編はほとんどがムーンだけという回ばかり。4戦士復活の48話は「メイクアップ!」の直後にもう決めポーズへ直行しているし。ムーン以外の変身シーンは、実にスタートから2か月以上たった53話までなかった。 このシリーズでもマーキュリー以外がメインの回が1回ずつあったのだが、ヴィーナスメインの52話はヴィーナスの変身シーンなし。反面、たしかに登場時間は多かったが話の主役ではなかった53話のマーキュリーだが、こちらはしっかり変身シーンがあったり。まあそのかわり58話で内部4戦士だけの同時変身という新パターンが登場している。 そしてなんといっても新たな展開となったのが51話。変身解除→パワーアップという組み合わせは、もしシリーズが続けばまた?という期待を持てせてくれたのだが、さっそく劇場版で実現するとは(笑)。…あ、上の表、劇場版は省略してます。 ブラックムーン編になると同時変身があったり、内部戦士メインの場合はそのメインのみ変身シーンで、ムーンも変身後で登場というパターンもちらほらと出ている。 さて、シリーズ後半の82話から86話にかけて、セーラー戦士の変身シーンがまったくなかった時期があった。82〜85話で未来に行っているためで、この間はずっとセーラー戦士の姿だったからである(82話の未来へ旅立つところもすでにセーラー戦士の姿であった)。85話にちびうさのブラックレディへの変身はあるが、ヒーロー物でここまで変身シーンがお預けというのも珍しいんではないだろうか。 なお、総集編となった89話では全員の変身シーンがフルで流れた。さすが総集編であるが、どうやら、見る限りクリスタルパワー、スターパワーの初回分を流したようである。ムーンとマーキュリーは初回だけ大きく違う部分があるので見分けがついたのだが、あとの3戦士もおのおのの初回変身と見比べると同じように見えるので、そう判断してよさそうだ。 おお、ホントにこれでR終わりだ(笑)。一時はたどり着けるかどうかも微妙な感じだったのだが、なんとかなったぞ。さて、いよいよ第3シリーズの「セーラームーンS」であるが、実は序盤から多くの当ブログ的なネタが転がっている。いきなり初回から変身解除、というのはご記憶の方も多いだろうが、資料用に確保したDVD1巻(90〜95話)はホントにいろいろ大変です。6話だけで何か月かかるだろうか?ということも不思議ではないかも。
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胸のプロテクターII
当ブログをご覧いただいているセラムンファンの皆様、あけましておめでとうございます。相変わらずのクオリティとペースでちょっとずつ進んでいくと思いますので、ふいに思い出した時にでもご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 そういえば、無印第1話放送が1992年3月7日ですので、今年でアニメ放送開始から20年です。…そうか、俺も20年ずーっと頭からこの作品が頭から離れてないのか。うわー(笑)。 ということで、Sに…はすぐいかず。Sでキャラクターデザインが只野和子さんから伊藤郁子さんへ交代しているし、ここをひとつの区切りとして、ここまでチェックしていて、ちょっと気になった点があったので、ちょっと記事に。 だいぶ前(2007/11/5)、「胸のプロテクター」という記事を上げた。作画監督が為我井克美さんの回は、セーラー戦士の胸のプロテクターの表現がセーラースーツと分離して描かれている、というトリビアみたいな記事であったのだが、今回はその逆パターンである。 画像は1〜2段目、3段目左が80話、3段目右のみ82話。作画監督が本橋秀之さんの回である。くどいが胸の「プロテクター」である。プロテクターであるからにはある程度硬いだろうというのは想像に難くない。ところが、ここに取り上げているものを見ると、ジュピターやヴィーナス、ムーンの胸の形がプロテクターごしでくっきり見えたり(!)、後るアングルからマーキュリーのわき下のプロテクターが胸との微妙なバランスでしわが生じていたり、82話のプルートのセーラースーツがプロテクター部分でも素肌との密着感がありありとしていたりと、かなり特徴的なのである。常にこうなっているわけではなく、ときおりこういう表現になっているという感じなのだが、Rまでのほかの作監さんの回では、セーラースーツの胸から上の、胸に沿って描かれたラインより上には、陰影程度は描かれても布地のような撚れやしわを描いていなかったように思うだけに、余計目立った。しかも、それでくっきりするのが胸のふくらみだけに余計である…俺中学生か(笑)。 この本橋さんの監督回、わりとセーラースーツ自体も肌との密着感がなく、動きによってスーツにしわが描写されているところが多い。基本的にセーラースーツはレオタードであり、しわが生じるのは腰のあたりに少し、という程度の描写が多数派なので、ん?と気になったわけである。しかし、この82話のプルートに関しては、肩パーツがないこともあって、セーラースーツがペラッペラに見えて仕方がない…。まさか、胸から上はプロテクターという情報が入っていないまま絵が通ってしまっているのか…という気すらする。 本橋さんが作画監督の回はRの77話、80話、82話、そしてSに入った122話の4回だけである。80話で気付いたのだが、77話だと、遠目にいるマーズの1カットにそれと思しき描写が見えたりする。一方、S唯一の122話はざっと見たところそういう描写はなかった。もっとたくさん作画監督をされているのなら意図的にそうしているのかどうかも言いやすいのだが、ひょっとして、これって事故的なものなだけなのかな…? この本橋さんや為我井さんの個性的な傾向があり、また、あちこちの記事で、作画監督さんによって描写に違いがある、と書いているし、ひょっとしてセーラースーツの描かれ方には作画監督さんごとに何か傾向があるのかなという気がして、軽くチェックしてみたのだが、さすがにおのおのでバラバラの特徴と言うのはなさそうだった(顔は特徴が出ていることが多い気がする…)。胸のプロテクターや腰のスカートのパーツ、リボンの描かれ方あたりは結構描写が回ごとにバラバラになっていたりするのだが、誰が、というわけではなく、全て同じに描かれているわけではない、というだけのことのようであった。まあ超フェチ的に、パーツの描かれ方あれこれ、なんてのも面白いかもしれないな、なんてちょっと思ったのだが(笑)。
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90話(S1話)変身解除1
さあ、いよいよ「セーラームーンS」にやってきた。もうこのブログを初めて4年半を超えている。時系列どおりならもう「セーラースターズ」も終わりかけくらいのはずなのだが(笑)。ま、ということで引き続きよろしくお願いします。 火川神社に現れ、レイのピュアな心の結晶を奪おうとする、ダイモーン・ミクージ。うさぎは(最後のムーンクリスタルパワーで)セーラームーンに変身するも、必殺技も効かず、レイはもちろん亜美たちも捕らえられて絶体絶命。そして、ムーンを木に叩きつけ、手足の自由を奪ったところで、おもむろに胸のブローチに顔をうずめ、くわえ込む。すると銀水晶は急速に光を失い、ブローチが抵抗するかのようにまばゆい光を発した後、何かが砕けたような物が見えた。つぎの瞬間… S1話目はいきなり5戦士絶体絶命という、新シリーズの波乱を予感させる刺激的な回である。このシリーズ以降、もちろんとどめはムーンがさすとはいえ、後から登場する戦士の方が戦いではメインを張る場面も多くなり、無印以来のウォッチャーには少しやりきれなさも覚える…とこもあるような。 さて、ミクージ。よくブローチが弱点って一発でわかったな…。Rの変身解除の時、カーディン・レーシーはムーンのエナジーを吸い取ってブローチが自壊しているいわば不可抗力みたいなものだし。まあ映画版Rのフィオレはわかってたのかもしれないが、ミクージは会ったばっかりだぞ(笑)。銀水晶がムーンに伝えるムーンクリスタルパワー(?)が感じ取ったのか。まあこの辺が「今度の敵は強いぞ」っていう印象を与えさせる役割としては十分なのかもしれない。 で、最後のコマではなんか砕けているのだが、次の話を見ても、ブローチに特段の損傷はみられない。なにが砕けた?
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90話変身解除2
セーラームーンを包むセーラースーツがまたたくまに赤いリボンに戻り、レオタード状の形からほどけていく。ミクージはブローチを加えた顔を石の面のようにして残して離れ、セーラームーンの変身が解ける様を眺めるかのよう。 無数のリボンが行き場を失ったかのようにあてもなく虚空を舞い、うさぎの体を離れていく。そして、戦士としての姿を維持できなくなり、セーラームーンから月野うさぎの姿に戻ると、それとともにリボンはブローチの中に吸い込まれていきながら消えていく。ブローチのエナジーを吸い取った石の面は、役目を終えたようにうさぎの胸から離れ、ブローチも力なく転がるのみ。 変身解除のメイン。レオタードがリボンに戻り、変身を維持できなくなる場面である。R、劇場版Rに比べると、レオタードの代わりに現れたリボンは質感がなく、なんだか弱弱しい感じのリボンである。ビニールテープみたい(笑)。そして、リボンが解けていくところが、劇場版Rの変身解除に影響を受けたような派手なリボンの舞い方である。まあこれはあまり私のような一部層を喜ばせすぎないようになのか、裸を見せないように木陰に隠してしまっているので、「変身が解けている」様を端的に表そうとするならこういう表現になるんだろう。それにしても、記事にしてから思ったが、ミクージめっちゃ特等席…。 そして、セーラー戦士からうさぎに戻った証といえる元の衣服への変化だが、Rの時はリボンが一瞬で消え去ったのとは対照的に、服が現れたのと同時にリボンがブローチへ収縮しているようである。そして、うさぎが磔にされているのがやや遠めになっているが、服の上からまだレオタードの形成プロセスの面影が残るリボンの様子が見て取れる。これがだんだん消えながら、リボンも徐々に短くなっていく。うーん、でも、ちょっとこれだと小さいので、もう少し見てみよう。
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90話変身解除2−2
銀水晶が力を失い、セーラームーンが体も力もうさぎに戻ってしまったシーン。実際の放送だとちょっと遠いので、大きくしてみた(サムネをクリックするといつも以上に拡大します)。画像だと動きがないので分かりにくいが、リボンが収縮していく間は、ときおりフッと消えながら、徐々に薄く、短くなって、最後は消えてしまう。 こうしてみると、ここはちゃんと作りこむセーラームーンらしく、変身プロセスにあわせ、レオタード状から逆再生しているようになっている。腰から股にまわるレオタードのVラインのリボンは背中から回ってきているので、それが消えるとともに、肩に回っているリボンが短くなっているあたりで見て取れるのではないかと。 余談。この回は安藤正浩監督の作監回なのだが、この変身解除前後のあたりは、あまり安藤監督臭がしない絵になっている感じがある。キャラクターデザインが伊藤郁子さんに代わっても、安藤監督回はやっぱり安藤監督回なので(実際他の部分はそうだ)、この脚が長くスレンダーなうさぎは別の方が担当したのかな。
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91話変身解除1
またしばらく飛んでしまっているうちに、ここCSCブログの画像アップロードのサイズ制限が緩和されたようである。今までだと、細かく載せたくても制限を気にしてなくなく選別していたところもあったのだが、今後はもう少し選定が楽になりそうだ。ただ、あまり載せすぎると、今度はサムネが小さくなってしまうので、やり過ぎないようにしないといけないが…。 さて、前話でミクージによりセーラームーンへの変身を解除させられたうさぎ。ミクージは謎の2戦士(まあ今さら隠す話でもないがw)によって倒されたものの、そのショックは大きく、夢の中でまで変身解除の悪夢を見る。 ミクージにやられた時のように、銀水晶が輝きを失っていく。すると、手のグローブが光を放つと、元のリボンの形状に戻り、すぐにグローブの形を維持できず、ブローチへ戻るように手先から離れていく。 まさかの2話連続変身解除。心のダメージの大きさを例えるものとして、変身解除の夢を見る、というシチュエーションを編み出すとは。単に敗北のシーンを出したりするよりもバイオレンスな印象を与えないかわりに、セーラー戦士になれないという精神的な絶望感を印象付ける効果を考えたという感じか。 そして、変身解除も前回のものを流用して回顧させるのではなく、オリジナルになっている。ただ、一見すると、変身シーンを単に逆回ししているようにも見えるし、現にこの両手の位置取りは変身シーンにもあるのだが、変身シーンのグローブ装着は、手の位置が動きながらリボンが巻きついており、ちゃんと改めてこのシーンように作り直しているものである。
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91話変身解除2
グローブに次いで、ブーツもすでにリボンに戻り、同じようにそれが解け、ブローチへ帰っていく。素足のうさぎの足には、元の中学生の靴が現れる。 ブーツは登場せず、いきなりリボンが足をくるんでいる状態なので、グローブ、ブーツという順に解けたのではなく、銀水晶の輝きがなくなった途端、一気にすべてのセーラースーツの要素がリボンに戻ったという感じだろうか。さて、ここも一見変身シーンと同じように見えるが、ムーンクリスタルパワーのブーツ装着シーンとはちょっと違いすぎる。どっちかというと、見せ方はムーンプリズムパワーの方っぽかったりする。 さて、ちょっと待て、である。ブーツ状のリボンが解けていったあと、一気に靴が現れるのはさすがに先に行き過ぎである。なんせこのあとレオタードや飾りなどが消えていくのだから、靴だけ先に出てくるのはエラーとしかいいようがない(このあと小さいながら全身が映るが、もちろんリボンが残っている状態では靴は履いてない)。レオタードが解けてリボンにくるまれた裸の少女なのに靴下と靴をはいているって、すごくシチュエーションにこだわる人には血が沸騰する光景なのかもしれないが(笑)。
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91話変身解除3
グローブ、ブーツとともに、レオタードもすでにその姿を維持できず、胸のリボンと襟がかろうじて残るのみ。レオタードを形成していたリボンは形を崩し、うさぎの体の回りを浮いている。不安な顔のセーラームーン。そして、髪飾りやティアラも変身時とは逆回しのように消えうせ、ついに赤いリボンもブローチに戻っていく。 …せめて、レオタード状の形からほどけるところから…というのはフェチ的な願望だが、グローブかブーツのリボンがほどけたのと同時にレオタードも解き放たれたのであろう。セーラームーンの姿はリボンが体の回りを浮かんでいる状態から始まる。ちょうど胸から胴のあたりをアップで映し、ブローチを中心にリボンがふわふわ浮いている図がしばらく続くのだが、解析してみると、絵はわずか3パターンだけで、それを無限ループのように回しているだけ。しかしもっと絵があるように見える。錯覚を利用している感じなのだろうか。 で、リボンの状態だが、変身シーンのレオタード形成過程のはじまりのように、ブローチからリボンが放射状に伸びているのが目立つが、よく見ると腰を巻くように、こちらもリボンが浮かんでいる。ただ、変身シーンでは放射したリボンが後ろに回って背後から腰に巻きつくような動きをするので、それとの整合は取れて…そんなところまで気にしてさすがに作らないわなw そして、髪飾りとティアラが徐々に失われていく。特にティアラが真ん中に向かって徐々に縮んでいくのが、なんか不思議に可笑しい。 最終的に残るのは、ブローチは当然として、イヤリング、チョーカー、そしてブローチについた飾りリボンだけである。無印の変身解除の時はレオタードと共にリボンも素材のリボンになったのだが、今回は最後まで残っている。まあ、なんかこのあたりはその時その時で違うので(笑)。まあおそらくリボンがないと胸の膨らみの描写が必要になるからという自主規制みたいなものだろう。まあ、裸の中にわずかな装身具だけ残った状態というのはこれまたシチュエーションにこだわる方には以下略…。
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91話変身解除4
うさぎの体を包んでいた赤いリボンがブローチへと収縮し、徐々に短くなっていく。背後から股を包み込んでいたリボンが長さを失い、ブローチを中心に弧を描いて浮かんでいたリボンも縮み、ついに、ブローチの中へとすべて戻りこむ。光に包まれていたセーラームーンの素の裸体から光が失われていくと共に十番中学の制服が現れ、浮かんでいた体は地面に落ち、月野うさぎへと戻ってしまう。…このあとのちょっとギャグっぽい展開は略(笑)。 体がアップになっているとき、とくにムーンの素肌は光に包まれていたわけではないのだが、全身が映る引いたアングルになると光っている。これも自主規制だろう。で、この時点では、もうセーラースーツの襟も消えてしまっている(アップのときのラストは、リボンがまっすぐの状態まで短くなっているのだが、こっちのはじめではまだ後ろに曲がっているんだがw)。 変身が解けていくさまをうさぎはしっかりと認識しているのだが、ただリボンがなくなっていく様を見ていることしかできない。まあ変身プロセスのときにいろいろアクションしたり、ポーズを取ったりしているが、これらは自分の意思でやっているのではなく、セーラー戦士へ変身していくエナジーの高まりによって、無意識にやっていると仮定すると、解除とはいえ、変身のプロセスであるこのときも体をうごかすことはできないのだろう。この夢がどういう位置づけか、いまいちはっきりしないが、変身しようとしてプロセスが始まったものの、グローブが装着されたところで銀水晶の力が尽き、逆回転のように戻っている…いや、それだとティアラやイヤリング、ブローチがある状態というのはアウトか。…まあ夢なのでつじつまはあわないということでw。 リボンが消え、うさぎに戻るところでは、徐々に制服が現れ、うさぎの体のラインと交錯する形になるのだが、なんかここが妙にエロチックに感じる。ただ、画面が小さいのでちょっと別項でわかりやすくしてみる。
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91話変身解除その4−2
体を包んでいたリボンが完全に消え、十番中学の制服姿のうさぎに戻る瞬間をちょっと大きくしてみた。 セーラースーツを纏うべく素の姿となっていたのが、それがかなわなくなり元のうさぎへと戻される。そもそも夢の中なので、プロセスがどうこうというのは成立しないのだが、輝いていたうさぎの体から光が消えて行くと共に、制服が現れてくる。このこの微妙な変わり目に、光が消えかかり素肌のうさぎの姿、とも見える瞬間を捉えることができる。ま、体のラインが、とか、下腹部のトライアングルが、という直接的な要素もあるが、変身の微妙な境目というシチュエーションというのは、何かしら神秘的というか、手が出せない領域という気がして、なんだかフェチ的なものを感じずにはいられない。
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ムーンコズミックパワー1
Sの初回(90話)で、ブローチを破壊され、セーラームーンへ変身できなくなったうさぎ。続く91話でも解決法が見つからない。 そんな時、野良猫が棲む古い洋館に足を踏み入れると、ダイモーン・ネコンネルが少女のピュアな心を奪う場面に出くわす。まぐれを期待して変身を試みるも、ブローチは反応しない。亜美たち内部戦士はセーラー戦士へ変身するも(内部4戦士今シリーズ初変身回、一斉変身)、ネコンネルにはまったく歯が立たない。前話でダイモーンを倒した謎の2戦士が現れるも、ピュアな心が「タリスマン」でないことを確認すると、去ってしまう。タキシード仮面が助太刀し、ネコンネルに挑むも、ネコのジグソーパズルを元に生まれたネコンネルは簡単に再生し、打つ手がない。追い詰められたうさぎと衛。その時2人は… 愛を確かめ合った(エェーッw)。何か行為をというわけではなく、手と手を取り合い、愛情を言葉にして交わしたのである。現実世界でもこんなことをしていたら近寄りがたいオーラが発されているわけだが、ネコンネルが止めを刺そうと襲い掛かると、その瞬間砕け散ったw。2人の愛の力は強大なエナジーとなり、奇跡を生む。セレニティとエンディミオンの姿に変化した2人の下に、セーラームーンの新必殺技を生むロッドが現れ、傷ついたブローチはパワーアップした「コズミック・ハート・コンパクト」として蘇った。パワーアップの儀式が終わり、元の姿に戻ったうさぎは、セーラームーンへと変身する。 新たな変身のキーワード「ムーンコズミックパワー、メイクアップ」を叫ぶと、ブローチのふたが開き、紅くハート型となった銀水晶が顔を覗かせる。うさぎがブローチに触れると(ここはクリスタルパワーと変わらない)、銀水晶は光を放ったのち、最後にハート型の光が飛び出し、うさぎを包む。その光が収まると、ブローチを胸に装着した素肌のうさぎが現れる。 愛の力は、時に奇跡を生む。…いや、ここまで王道をいくとはなあというパワーアップのプロセス(原作だとこの過程は全然違うようだ)だが、夢ある子供が見るアニメとしては、時にこういうのも必要なのかもしれない。そういうこともあって、今変身シーンでは、愛の形としてのイメージか、ブローチにもあしらわれたハートがキーポイントとして随所に登場する。どちらかというとこれまでは「美しい・かっこいい」に寄っていたセーラームーンの変身シーンが「かわいい」点にもポイントを置いたものとなっている。この辺は、よりシリアスで戦闘的なキャラクターであるウラヌス・ネプチューンとの対比もあるのかな、と今思いつきで感じたり。 さて、この変身シーンではたびたび触れることになるだろうが、Sでキャラクターデザインが伊藤郁子さんへと交代したこともあり、描写が全体的に改められ、より肉感的な質感がアップしている。うさぎ達はついに今作1年進級し、15歳になっているが、このキャラデザインのリニューアルも合わさって、特にうさぎの変身シーンでは体の成長振りが前2作より際立つことになった。 プリズムパワー、クリスタルパワー、コズミックパワーの順であるが、これまで、うさぎの胸は内部戦士と違って横向きになると当然そのラインは描写されるが、正対しているときは胴のラインより胸は内側となって描かれていなかった。これは今作でも踏襲されているのだが、胸が胴よりもはみだして描かれるようになった。ただ、まあいろいろ考察してみると、たった1年で急成長というよりは、Rまでときどき貧乳キャラ的扱いだったうさぎとはいえ、変身シーンで見せる胸の姿は決して貧乳的には描かれておらず、今までがむしろ抑え気味の描写だったのかなという感じがする。まあ、形だけだったのが、1年間で大きさがプラスされたのかもしれないがw
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